【映画】美しい色彩が活かされたファンタジー作品(「台風のノルダ」同時上映「陽なたのアオシグレ」感想)
みなさん、こんにちは。
休日に朝から活動しているとその日が充実した気持ちになります。
早起きは三文の徳と言いますが、一日充実した気持ちで過ごせれば三文以上の徳を感じます。
ちなみに三文とはいくらだと思って調べてみました。
約30円くらいみたいです(一文銭が約10円でそれを3枚だから)。
めちゃくちゃ観たかった作品だったので、朝早く劇場のど真ん中の席に陣取って観てきました。
上映時間は合わせて45分と短いものでしたが、とても良かったです。
美しい色彩により表現される物語(陽なたのアオシグレ)
「陽なたのアオシグレ」は去る2013年11月に公開されていました。
スケジュールが合わなかったこともあり観れていませんでした。
映像商品にもなっていなかったため諦めていたのですが、まさかこんなめぐりあわせがあろうとは。
本当に感謝です。
作品はキービジュアルを見た瞬間に引き込まれる美しい色彩が印象的でした。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
小学生同士の恋愛を描くのも珍しいです。
簡単なストーリーを僭越ながら掲載させていただきます。
小学生の男の子ヒナタは、クラスの女の子シグレに恋しています。時々妄想の世界に入り込んでしまうヒナタ。妄想の世界ではシグレと二人で仲良く遊んでいる姿が出てきます。そんなある日ヒナタは鳥小屋でオウムの世話をしているシグレを見かけます。シグレもヒナタの存在に気付き、ヒナタが恥ずかしさから逃げ回るのをシグレが追いかけ一緒に鳥の世話をしようと誘ってくれます。どんどん仲良くなっていく二人ですが、ヒナタはシグレが鳥小屋で一人泣いている姿を見てしまいます。それからすぐにシグレが引っ越しで学校を離れることになります。ヒナタはシグレに想いを伝えるために、追いかけていきます。
ストーリーは短いのですが、キャラクターの感情を細かく表現していて伝わってきます。
ヒナタがシグレに想いを伝えるために追いかけるシーンは現実と妄想が入り乱れ、想いの強さがうまく表現されているように感じました。
本当に観ることができて良かったです。
…小学生の早見沙織さんの破壊力も相当です。
二人の友情は続いていく(台風のノルダ)
「台風のノルダ」はそんな彼らの関係を表現したものなのかなと感じました。
恋愛作品かと思って観ていたのですが、キービジュアル通り、男の子二人の関係を描いた作品でした。
男子中学生の東が教室に入ると中に制服を抱えた裸の女の子がいました。窓の外に出ていき、東はそれを追いかけますがそこには誰もいませんでした。時間が進み文化祭の前日。普段は仲の良い二人の男子が喧嘩をしています。野球をやめた東、それをとがめる親友の西条。そんなとき大きな台風が突然島を襲います。鉄塔の上に人影を見つけた東はそれが教室で出会った女の子だと気付き、台風の中へ飛び出していきます。
冒頭の感じを僭越ながら掲載させていただきました。
こちらの作品も美しい色彩に息をのみます。
西条が東が野球をやめることを咎めるときに言った言葉。
東が西条に旧体育館へ向かう際に言った言葉。
最後にノルダが二人に向けた言葉。
どれも良かったです。
公開期間は3週間と短いですが、公開したばかりなので興味を持たれましたら、ぜひ劇場で観てください。
そしてBlu-ray化のお布施を!(ぇ
…ちらっとヒナタの成長した姿っぽい子がいましたけど、どうなんでしょう(笑
両作品の色彩設計を担当されている”のぼりはるこ”さんは要注目だと思うとっしゃんでした。