comicbook’s blog

日常を彩るエンターテイメントについてちょこちょこ書きます。

【映画】語り尽くせない努力が成し遂げた偉業(「ビリギャル」感想)

みなさん、こんばんは。
風呂は命の選択よ❤️とミサトさんも言っているので、お風呂に入って明日に備えましょう。 
 
3本目は「ビリギャル」です。
公開してからタイミングが合わなかったのですが、ようやく観ることができました。

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

期待以上の作品で、本当に観れて良かったです。
あと、有村架純がかわいすぎです。
その他作品は、よろしければ以下記事をお読みください。

comicbook.hatenablog.com

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きっかけは突然に

冒頭生い立ちから、エスカレーター式の中学校に入学し、勉強せずに高校生活を送っているところから始まりました。
学校でタバコ所持が発覚し、退学を免除する代わりに他に吸っている奴がいたら教えろと学校側から脅されます。そんな学校に母親は見切りをつけ、塾に通って新しい大学を目指すように諭します。
最初はなんて親バカなんだと観ていましたが、様々な経験を経て子どもを大切にしようと決めたからだったんですね。
 
塾で出会ったのは坪田先生。この先生がすごいやり手でした。生徒が興味を持ちそうな話題を提供し、さらにはそれを広げるだけの知識を持っていることに驚きの一言です。
坪田先生の提案で慶應を受けることを決めます。慶應ボーイに惹かれたから慶應を受けることになったんですね。なんで東大じゃないんだろうと疑問を持っていたのですが無事解決しました。
 

決めるだけではなく実行する力が必要

いくら慶應を受けることを決めて勉強をしても簡単に受かるわけがない。それを感じさせる物語の展開でした。原作には詳しい勉強方法などが載っているかもしれませんが、映画での知識しかないため間違ったことを書くかもしれませんがご容赦を。
まずは基礎知識を身につけるために小学校、中学校の勉強をやり直します。このあたりは定石といった印象を受けました。土台がなっていないのに家を建てると倒れるとはよく言ったものです。
そこから慶應受験のために必要な教科をしぼり、勉強を勧めます。日本史を勉強するために漫画を持ってきたのもいい方法だと感じました。
過去問を勉強することになり、赤本を読んでお手上げ状態のさやかに「可能性があることを知っておくのは重要なことなんだ。」と言う坪田先生。
できるわけがないと思えば、そもそもそれをすることがありません。でも可能性があればやってみようとなる。真理を捉えた内容だと感じました。すごい。
徐々に増えて行く家の廊下の張り紙。勉強内容が貼り出されているんでしょうか。かなりの数にやっていることの膨大さに驚かされます。
 

偉大なる母の愛

序盤で親バカだの何だの書きましたが、謝ります。素晴らしい母親だと感じました。子どものために何でもする。そんな気持ちを知り、答えようとする子どもたちも素晴らしいと感じました。
模試の結果が良くないことで、諦めそうになるさやかを励ます母親。ここで母親が自分のことを話します。どこにでもありそうな話しだけに、それを乗り越えて今に至ったことはすごいの一言です。ちょっと涙出ました。
父親がプロ野球選手にするために全てを注いで育ててきた長男がプレッシャーと挫折で野球をやめた時も母の愛を感じました。
弟が野球をやめた一件から慶應を見に行くことを決心するさやか。母親とともに訪れた慶應の校内。生徒たちの表情が自信に満ちていると表現されました。帰り際、福沢諭吉像の前で写真を撮ろうとする母親に「春に撮ろう」と静止するさやか。ここで再度受験に向けて頑張ることを誓います。
 

努力した結果、得られたもの

模試の結果を坪田先生に渡すさやか。自分で開けることができずに見てくれるようにお願いします。塾から帰宅すると自宅の前で野球に関わるものを燃やしていました。長男を解放するための儀式だそうです。父親から自分の夢を押し付けられてきた長男は、野球しかしてこなかったからやりたいことが見つからないと告げます。そこで先ほどの模試の結果を突きつけるさやか。慶應の合格判定は「C」合格率50%です。高校2年から頑張った私がここまでできたんだから何でもできると激励の言葉を贈ります。
受験日にトイレのくだりが必要だったかはさておき、これまでに培ってきた全てをぶつけ試験は終了。合格発表を待つことになります。総合政策部の小論文を書いている時、思い浮かんだ回想。もうフラグ立ってますね。
文学部、総合政策部を受け、文学部の不合格が通知されます。トイレのくだりとか、得意な範囲が出てたとかでその辺は読めました。
総合政策部の発表当日、塾で待ち構える面々の前に現れるさやか。見事総合政策部に合格です。
 

背中を押してくれる物語

頑張っている人、頑張ることを躊躇している人、頑張ることを辞めてしまった人。そんな人たちの背中を押してくれると作品だと感じました。
これから夏の受験対策に向けて気合をいれる意味でも受験生とその親御さん両方に見てもらいたいです。自身も岐路に立っている身として、すごく励みになりました。
 
最後にサンボマスターの「可能性」が流れて、作品とのマッチ感に身震いしました。
帰って速攻iTunesで購入しました。
可能性

可能性

 

ちなみにUVERworldの「Just break the limit!」もめちゃくちゃあってると感じます。
めちゃくちゃ好きなものでご紹介させていただきます。
Just break the limit!

Just break the limit!

 

これから頑張ることを諦めないと心に誓うとっしゃんでした。