comicbook’s blog

日常を彩るエンターテイメントについてちょこちょこ書きます。

【2015春アニメ】やはり彼らの青春ラブコメはまちがってない。(『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』第13話感想)

みなさん、ぼっちろん!
 
どうして興奮すると寝付けなるのでしょう。楽しみな事や心配事が控えていると脳が考え事をしていて眠れないのはよく聞く話ですが、当日の出来事で興奮して眠れないのも同じ理由でしょうか。
 
兎にも角にも俺ガイル続13話視聴しました。最終回です!この13週間、毎週楽しみでそれを糧に過ごしていました。あっという間でした。引きが続きそうなだけに今後の展開にも期待しつつ、お布施に励みます(ぇ

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まさか「a」で雪乃が「比企谷君」以外の呼び方をするとは。かわいすぎて吹き出しました。ちなみに奉仕部ラジオ続のお知らせで次巻は「n」が付くらしいので、「an○○○○○」となりますね。「another」が今のところ自分の中ではそれっぽい。
 
それでは、感想です。原作11巻感想と若干の被りが見られますが、ご容赦を。また、今回は最終回で結構まともに書こうと思ったので、ゆきのん、ガハマさんではなく、雪乃、結衣と記載します。

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奉仕部のこれから

部室でのやりとりで、雪乃がバレンタインを意識した行動をとりました。 結衣は以前からすべてわかった上で行動しているように感じます。11話の保健室でのやり取りからそういう風に感じ取っているだけかもしれませんが。その為、クッキーを手渡された際、「・・・・・・ヒッキーのは?」と雪乃に問いかけます。「ヒッキーにあげなくてもいいの?」と問いかけているように感じました。
 
帰り際、雪乃が八幡を呼び止めようとします。鞄から覗くリボンでラッピングされたもの。それに気付いた結衣が立ち去ろうとしますが、縋るような眼で見つめる雪乃。渡したいけれど、特別であることをできるだけ濁したい。3人の関係をそのままにしようとする停滞した空気がそこには流れていました。
 
結局のところ、進んだように見えて進んでいなかったと感じられました。
 
そんな時、現れた陽乃が雪乃に対して投げかけます。この言葉が「もっとひどいなにか」の正体であると言っているように感じました。
 

「雪乃ちゃんに自分なんかあるの」(陽乃)

 

もっとひどい「なにか」の正体が垣間見えた

結衣の提案で泊ることになった雪乃が陽乃に連絡した際、直前に八幡が提案した言い訳をそのまま伝えます。それに対して反応する結衣と八幡。これは水族園での台詞からも読み取れます。
 

「寄る辺がなければ、自分の居場所もみつけられない・・・・・・。隠れて流されて、何かについていって、・・・・・・見えない壁にぶつかるの」(雪乃)

 
よくよく考えると、雪乃が八幡に同意を求める形で進行する場面が多く見られます。茶化すように「こっちを見られても」といった表現がされている場面です。ここから雪乃が八幡に「依存」していると取れます。
 
陽乃が指すもっとひどい「なにか」とは「依存」であると思われます。以前の記事でもっとひどい「なにか」を「恋愛感情」と定義していました。

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しかし、結衣の部屋で雪乃が取った行動は「恋愛感情」とは程遠いものでした。陽乃が「比企谷君はやさしいね」と言ったことで対象が八幡であること。また八幡もそれについてある程度の理解があることもわかりました。
 
「恋愛感情」は抱いているように見えますが、それが「依存」から来るものなのか、はたまた「依存」が「恋愛感情」から来るものなのか。ここについて大きな違いが露見しました。
 

すべての依頼が出揃う

もうね、「Hello Alone」の結衣ソロverが流れたことで涙出そうになりました。
 

「もうすぐ終わりだね」(結衣)

 
水族園にて3人でのデートを終えた後、結衣が八幡に手作りクッキーを手渡します。このシーンは1期1話で結衣の依頼である、手作りクッキーを食べてほしい人=八幡が成立したと言っても過言ではない感慨深いシーンでした。
 
「お礼」の部分を強調したこと、「勝ったら全部もらう」と発言していることから、このクッキーの真意がわかったとしても八幡には答えてもらえないと悟っているように感じました。
 
結衣が雪乃に詰め寄り、雪乃が引っ張られるように答えを出そうとした時、八幡がそれを止め、結衣が「ヒッキーならそういうと思った」と言いながら涙を流しているのを見ると、八幡の望む「本物」とは雪乃に対しての言葉に感じられました。
 
アニメ放映中、原作者渡航先生がツイートしてました。

雪乃から依頼が出て、結衣、八幡とそれぞれの依頼が出揃いました。雪乃の依頼内容はまだわからないですが。
 
【最初の依頼】

由比ヶ浜さんは手作りクッキーを食べてほしい人がいるのだそうよ。でも、自信がないから手伝ってほしい、というのが彼女のお願いよ」(雪乃)

【1巻92p】

 
【最大の依頼】

「俺は、本物が欲しい」(八幡)

【9巻255p】

 
【最後の依頼】

「もし、お互いの思ってることわかっちゃったら、このままっていうのもできないと思う・・・・・・。だから、たぶんこれが最後の相談。あたしたちの最後の依頼はあたしたちのことだよ」(結衣)

【11巻312p】

 

「・・・・・・私の依頼、聞いてもらえるかしら」(雪乃)

【11巻318p】

 
結衣が訪れてから始まった3人の奉仕部活動。それぞれが抱えるものをさらけ出し、ついに新しい一歩を踏み出した印象です。
 

最後に

書いていて思ったのですが、私は相当恋愛脳に犯されている気がしてます。もっとそれぞれの考えてることを別の視点でとらえられるようにならなければ!(笑)
 
・・・こほん。
 
これらの依頼が本当に解決するのは次巻、いや!3期または劇場版か。今のとっしゃん的にポイント高い!
 
「俺ガイル続」制作者様方!本当にお疲れ様でした!またの機会があることを祈りつつ、楽しい時間を提供していただいたことに感謝をこめて。